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明るさの基準について

みてるくんには照度計があります。照度は照明の点灯の把握により安否確認や生活リズムの把握にたいへん役立ちます。そこで、明るさについて簡単にご紹介します。

 

明るさの単位 ルクスとルーメンス

明るさを数値で示すためにいくつもの単位がいくつかあると思います。

日常、ときどき耳にするのがルクス(lx)とルーメンス(lm)でしょうか。これらの単位は、いずれも人間の明るさの感覚を上手く数値で表すために考案されたものです。

お部屋の明るさなどその場の明るさはルクス(lx)で表します。

照明器具自体の明るさはルーメン(lm)で表します。

照明器具自体の明るさとその場所の明るさが、なぜ分けて扱われるかといえば、ある一定の明るさの照明は大きなお部屋の隅では暗くなりますが、照明の直前や直下であれば明るいのは当たり前ですね。

逆にお部屋の2箇所が同じ明るさでも、照明とそれぞれの地点の距離などで照らしている照明器具の明るさは違っているでしょう。

というわけで、

ルクスは場所の明るさを比較するための数値

ルーメンスは照明自体の明るさを比較するための数値

と理解しておけば間違いありません。

みてるくんが測っているのはセンサーの設置場所の明るさですので、ルクスで測定しています。

 

この明るさは何ルクス?

人間の明るさの感覚を上手く数値で表すための数字ですから、人間の明るさ感覚とルクスとの間は、関連付けられています。しかし、あくまでも人間の感覚との関係ですから、この関連付けは個人差もあって曖昧なものです。ですから、「事務机の上の明るさの目安を数字で表したら、XXルクス程度が最適です。」というような曖昧な表現で、ルクスが利用されています。

たとえば、学校については、文部科学省はこんなガイドラインを設けています。

 

(ア) 教室及びそれに準ずる場所の照度の下限値は、300 lx(ルクス)

とする。また、教室及び黒板の照度は、500 lx 以上であることが

望ましい。

(イ) 教室及び黒板のそれぞれの最大照度と最小照度の比は、20:1

を超えないこと。また、10:1 を超えないことが望ましい。

(ウ) コンピュータ教室等の机上の照度は、500~1000 lx 程度が望ま

しい。

(エ) テレビやコンピュータ等の画面の垂直面照度は、100~500 lx

程度が望ましい。

(オ) その他の場所における照度は、工業標準化法(昭和24 年法律

第185 号)に基づく日本工業規格(以下「日本工業規格」という。)

Z 9110 に規定する学校施設の人工照明の照度基準に適合すること。

学校環境衛生基準 - 文部科学省

 

そこで、さまざまな明るさの概ねの目安をここに示しておきます。単位はルクス(lx)です。

屋外・快晴 100,000
屋外・曇天 30,000
手術台 20,000
野球場 内外野 2,000
町の街灯下 100
居間の全体 200
寝室の全体 30
満月の夜 0.2
星明かりのみの夜 0.02
闇夜 0.007

 資料

産業総合研究所

http://www.aist.go.jp/science_town/standard/standard_03/standard_03_04.html


 ■みてるくんの画面表示

 みてるくんのデータ閲覧サイトでの明るさを表すシンボルは、次の基準で表示しています。

照度:10ルックス程度 月明かり~ろうそくの明るさ
照度:30ルックス程度 街灯下 寝室全体
照度:200ルックス程度 夜のアーケード~日没直後・照明時の民家室内
照度:750ルックス程度 百貨店売り場 明るいオフィス
照度:1000ルックス以上 曇天~晴天